2013年1月21日月曜日

【雑記】感想文の書き方。


 一冊読み終わったので感想文を書こうと思ったのですが、どうせなら感想文の書き方について、どうしたら伝わるのかを考えて書いていった方がより書きたい文章がかけるようになるのではないかと思ったので、考えたことを書き出してみることにした。こう書けばたくさんの人に読んでもらえるよとか、そういうんじゃないです。たくさんのアクセス数を稼ぐために読んでもらうのではなくて、感想文をじっくり読んでくれる人に向けて書きたい。

 文章の書き方には人それぞれ好みが出ると思うし、読んだ本によっても書き方を変えたいと思うことはたくさんあると思うので、自分自身もあくまで参考、もしくは書く時に迷いが起こらないように。あと、感想文を書くことで、どうやって本を読むかという視点も得られるような気がした。



書き出し。


書き出しは重要。書き出しの内容次第で感想文を読んでもらえるかどうかが決まる。批評を行うのではなく、あくまで一読者としての視点を忘れず謙虚に感想を述べること。読書感想文の最終的な目的は、本を読んでもらえること、本を読んでもらうための視点を与えてあげること。
  • 興味を持たせるような文章を書くこと。
  • わかりやすく、直感的な文章を書くこと。


素直に感じたことを書く。


書籍を読んだ上で、自分が感じたことを率直に書くこと。難しかったことを、難しかったと書くことは、自分がどういうスタンスで本を読んでいたのか、ということが明確に伝わるようになる。難しかった本はだいたい読むのに時間がかかったりする。
  • 難しかった場合は、難しかったと書くこと。
  • 前に読んだ本に似ていた場合も書いておくこと。
  • 読むのに時間がかかった場合は、そのかかった時間とかも書くこと。


気になった部分を引用する。


気になる文章というのは、その書籍の中でも特に魅力的だと思わせるような文章である。多くの著者はきっとなによりも自分が一番言いたいことを、一番魅力的に見せたいと思う。気になった文章、重要だと思われる文章は、自分がその文章を書いたとしたら魅力的に見せたい部分ということはできないだろうか。
  • 全体の文章の中で、特に気になった文章。重要な点だと思った文章について、引用を行いつつ言及する。


キーワードをしっかりと理解する。


キーワードを理解するということは、文章を理解することにつながる。というのは、どうしてもなかなか理解できない文章が出てきた時、だいたいの場合その中のキーワード意味が、自分の中でしっかりとしていなかったりする場合が多いと思ったからだ。なので文章中のキーワードはとても重要だと最近思う。
  • このキーワードを理解していないと、全体の文章が把握できないというようなキーワードをしっかりと抑えること。
  • そのキーワードについて、一般的にどういう理解があるのか、他の本でどのように使われているのを知っているかを把握すること。


自分の考えを書く。


自分の考えを書かなければ感想文を書く意味が無い。あくまで読むのは他人だということを意識すること。Anonymouseな文章であることを極力心がけつつ、自分の感情の変化、思考の変化をしっかりと書くことが大切。
  • 自分の経験や素直に感じたことについて、文章をふまえた上での考察を行うこと。
  • しっかりと考察を行うこと、自分の中での結論をはっきりさせること。
  • 次に必要な知識、前提となる知識がある場合は解説を行うこと。


他人に紹介する文を書く。


せっかく感想文を書くのだから、その文章を読んでもらいたい。そして、感想を聞かせてもらったり、そのことについて議論や談話ができればなお意義深い。なので、あくまで読むのが楽しくなるように紹介をする。
  • 他人に興味を持たせるように文章を書くこと。
  • 自分の読書経験をふまえた上で、読みやすさ、読みにくさをはっきりと書くこと。
  • 前提となる知識や、書籍がある場合、他におすすめの書籍がある場合は紹介を行うこと。


最後に。


一番大切ことなことは、書きたいことを書くこと。